肉に赤? 魚に白?

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昔からよく言いますよね。「肉料理には赤」「魚料理には白」まあ、呪文のようなモノですのでこれにこだわる必要はありません。肉料理と言っても、豚や鶏であれば大旨白のほうが合いますし、ビーフであっても、オーク香をたっぷりまとった高アルコールのシャルドネなどの白であれば負けない場合もあります。逆に魚でも酸味のあるライトボディーなモノであれば(キャンティーとかボジョレーとか)魚とも十分合わせることができます。

まぁでも、これも好き好きで、「美味しい!」とおもった組み合わせがベストですよ。

よく、「牡蠣にはシャブリが最高!」というこれまた呪文のような言葉が昔からありますが、実際に牡蠣を食べながらシャブリを合わせると「生臭さ」が際立って僕は最悪でした。フランス人は食中ではなく牡蠣を食べ終わった後にシャブリを御清めのように飲む・・らしいです。思うに牡蠣とシャブリの組み合わせは「美味しさ」を求めているのではなく、「生ガキの寄生虫」をシャブリが持つ「有機酸」で殺菌するための組み合わせなのではないかと思います。同じ意味で脂肪たっぷりの肉料理にはフルボディーの赤ワインが多く含む「ポリフェノール」で包みこみ体内に吸収させにくくし、動脈硬化を防ぐ狙いがあるのはよくお聞きになりますよね? 先人の知恵・・・です。後付けで科学が証明したみたいな感じですね。w

まとめますと、生魚には殺菌効果の白ワイン

脂分の多い肉には動脈硬化を防ぐ赤ワイン

は、覚えておくといいかもしれませんね。

ちなみに僕はジャブリや他のしっかりとしたシャルドネは「おでん」に合うと思うのですが・・・まあ、これも個人的な見解ですし、おでんのあるお店にシャブリはなかなか置いてませんしね・・w

機会があったらお試しあれ。(自己責任でw)

おでん