くだらないワインは振ってみる・・の巻

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突然ですが今日からブログ始めます。不定期ですが軽いタッチでワインという飲み物の素晴らしさなんかを僕のスケールでお伝えできたらと思います。お父さんがスナックで披露するうんちくネタにでもなれば幸いです。

ワインはどこか畏まった、気品たかく敷居の高い飲み物だと思ってらっしゃる方が多いですが、そんなことはありません。世界で最も飲まれている最もカジュアルな飲み物なんです。流儀などはありません。グラスをクルクル回す必要も無いですし、ズズズズっと空気を絡めて味わう必要もありません。

その、「ズズズズゥ〜」というのを得意げにレストランやバーでやってる人をたまに見かけます・・

 

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曰く「音を立てて空気とブレンドすると
   そのワイン本来の特徴や骨格が見えてくるのさ・・」

確かに仰ってることはそのとおりなのですが、だからといって蕎麦屋でもないのにあのような音を響かせワインを味わうのは流石にやめておいたほうがいいですネ。ワインの批評家やバイヤーなどが、ワインのテストをする際にそのように口の中で空気とワインを混ぜます。新作のテイスティング会などではあちらこちらで「ズズズズゥ〜  ペッ!」という凄まじい音があちらこちらから聞こえてきます。(最後の(゚Д゚≡゚д゚)、ペッ!は口に含んだワインをバケツなどに吐き出す音・・・飲まないんですね。その後リセットするため水でクチュクチュ! そらもうスゴいですよ。見ていてかっこの良いものではないです。まあどうしても空気をワインに馴染ませたい方は「デキャンティング」をするか、グラスを回す・・・

ぼくは堅く閉じたワインや、若くて刺々しいワインに遭遇すると必ずその場でワインごとビンを振ります。

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(もちろんレストランなんかではやりませんよ・・(・へ・) )

結構激しく中のワインが泡立つくらい。強引なデキャンティングとでもいいましょうか・・・「ワインはそっとやさしく扱いなさい」という基礎知識が頭にある人などはビックリされてしまいますが、振って空気と混ざり合ったワインの香りは間違いなく開きます。刺々しさや荒々しさも和らいでなんだか芳醇になったかのように感じます。期待はずれなワインに遭遇した時に、是非一度お試しください。

さて・・表題ですが、なぜ「くだらないワイン」と書いたか・・日本語の「くだらない」とはこれまたお酒と空気が深く関係した言葉なのですが・・・それはまた次回にでも・・・